boofoooohの日記

サッカー/音楽/本/大人になってからのフットサル

keep on running!

はー。ここんとこ忙しくて、今日は久しぶりに家で落ち着けた日でした。ワールドカップの決勝はまだ観てないです。まだって言っていいのかちょっと自信ないですが…。

 

そのワールドカップ、スペインがオランダに衝撃的な負け方をしたことから、それまで絶賛されていたバルサ、スペイン代表のポゼッション・サッカーの是非を問われましたが、前の前のシーズンのチャンピオンズ・リーグで、バイエルンに2試合合計で0-7で負けたところから、すでにその兆候はありました。

そして昨シーズン、リーガ・エスパニョーラで躍進したのはアトレティコ・マドリードでした。清々しいまでのハイプレスとショート・カウンターで、バルサを押さえてリーガを制し、もう少しでチャンピオンズ・リーグも制覇するところでした。

アトレティコバイエルンのサッカーは、バイエルンの方がタレントが揃っているんで比較しづらいんですが、どちらも(バイエルンは特に12-13シーズン)物凄い運動量でポゼッション・サッカーを凌駕しました。バイエルンは言わずもがな、アトレティコも目立たないんですけど、みんな上手いんですよ。なのに走る、走る!

で、今回はその走るってことがテーマです。

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私のフットサルチームは、現在リーグ戦で2部から1部に昇格し、1節終えたところで1勝1敗の6チーム中4位となっております。いきなり前シーズン優勝チームと当たったんですが、3-5で敗れたものの途中までスコア上は3-3と互角で、次の試合は同じ昇格組に5-3で勝利しました。

前々シーズン2部で全然勝てず低迷していたとは思えない出来なんですが、戦術を堅守速攻に徹しています(その割りに点取られてるけど)。まずはプレス。ボール持ったら前へ、そしてシュート。

フットサルはコートが狭いんで、相手陣内にちょっと入ったら、強いシュートなら結構入ります。ただし、ゴールも狭いし、相手のディフェンダーがいたら普通コースを消されてしまいます。なもんで相手の態勢が整わないうちにシュートしなくちゃならないんで、そのためには、まず相手のボールを高い位置で奪わなければいけません。それには、一番前にいるピヴォが最初にプレスをかけるところが肝になってきます。どっからプレスをかけるのか。

前述のアトレティコは、相手のGKまでとにかく追っかけてましたが、理想はそれです。でもそのためには、物凄い運動量が必要になってくるんで、現実的にはハーフウェイラインから何メートルくらいまでに来たらいくかってことになると思います。前1人だけ追っても間延びするだけなんで、前が動けば当然パスカットを狙って後ろも連動して動かないといけません。

このようにプレスをかける位置が深くなればその分走らなきゃいかんのですが、得点のチャンスもそれだけ増えます。ボールを奪うために走る。得点するために走る。ボールを持ってるときだけが攻撃じゃないんです。相手を追い込むことが守備でもあり、攻撃でもあるわけです。

ウチのチーム、相手が強いこともあって、ハーフウェイラインの2・3歩奥とラインを決めてたんですが、それを越えて必死になってプレスしてました。いつもは下手すると前でふらふらしてるピヴォも。

守ってカウンターを狙うっていうのはネガティブなイメージがあって、私も好きじゃなかったんですが、そんときはこれしかないって感じでみんなで前に詰めましたね。走った走った。上手いヤツほど走んないんですけどね。でも相手の方が上手いんで。そして全員がその意識でボールを追うことができれば、それはそれで達成感がありますよ。もうみんなヘロヘロでしたけど、結果が出れば疲れも吹っ飛びますよ。

 

ホントはずっとボールを持って圧倒的に攻める方になりたいんですけどね…。特にフットサルは足元自慢みたいな風潮があるんで、必死に走るチームはあんま評価されない気がします。でも結果が大事。サッカーですけど、アトレティコには勇気をもらいました。

今は如何に相手に何もさせないか、そしてボールを奪うかというのが面白いです。サッカー見てても、レアルや今回のセレソンみたいな多少塩っぱい試合でも全然いける口になっちゃいました。ドイツ代表だって、中盤のプレスが凄かったじゃないか。日本代表がコートジボワールに負けたのもプレスが甘かったからじゃないか。というわけで、ウチのチームは次も走り続けます。

 

スティーブ・ウインウッドも歌ってるし。