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boofoooohの日記

サッカー/音楽/本/大人になってからのフットサル

chris isaakの妖しい格好良さ

音楽

特別好きなわけではないんだけれども、何か頭に染み付いて離れない、そんな曲やミュージシャンっていませんか?私にとって、高校生のときに見た、クリス・アイザックがそうでした。

 

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chris isaak 'chris isaak'

 

クリス・アイザックは84年にアルバムデビューしたんですが、確か日本で発売されたのは、87年に出たこの2枚目からでした。

このアルバムからシングルカットされ、ジャン・バプティスト・モンディーノが監督した'you owe me some kind of love'のPVで初めて彼を知りました。確かポッパーズMTVだったと思います。これは凄く印象に残りました。

 

 chris isaak 'you owe me some kind of love'

 

格好いい!そう思いませんか?妖しいですよね。トレモロなギターサウンドも艶のあるボーカルも。今から30年前ですけど、当時でも30年前の音ですよ。でも古臭くない。プロデュースはラヴィン・スプーンフルのプロデューサーだったエリック・ジェイコブセンなんですが、何か昔の音をなぞっただけではない感じがします。

この妖しい違和感ていうんですかね、デビット・リンチに通じるものがあったようで、「ブルー・ベルベット」で1stアルバムの曲が使われてるんですが、「ワイルド・アット・ハート」にインスト版の'wicked game'が使われたのを契機にこの曲がヒットして、これで大分メジャーになりました。

 

 chris isaak 'wicked game' ハーブ・リッツが撮ったこのPV、イマイチですな。

 

これは89年に出た3枚目のアルバム'heart shaped world'からの曲ですが、このアルバムは発売当初、日本では全く話題になってませんでした。なにしろ今は無き輸入レコード屋ciscoの年末セールで、ワゴンで叩き売られてましたから。それで何の期待もなく買って聴いたら、この曲はインパクトありましたねえ。


独特の音楽スタイルに加え、あのルックスなんで、デビット・リンチの映画版ツイン・ピークスに出たりしてます。2ndアルバムのジャケットを撮ったブルース・ウェーバーのおじさんには特に気に入られてたようです。

ブルース・ウェーバーは、「レッツ・ゲット・ロスト」というチェット・ベイカーの晩年の姿を追った映画を撮ってるんですが、それに何の脈絡もなく出てたりします。ちなみに、この映画はチェット・ベイカーの人としてのダメさ加減を存分に出しながら、非常に格好いいという素晴らしい映画なんで未見の人は是非。 

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なんと!日本盤DVD出てない模様。

 

クリス・アイザックは、この後コンスタントにアルバムを出し、映画やドラマにも主演し、自分のテレビ番組まで持つようになります。調べたら「フレンズ」にも出てて、さっきHuluで見てきたんですが、普通に普通の人を演じてました。

私は、5枚目までは買ってたんですが、段々妖しさが薄れていった感じがしてきたので、以降買わなくなりました…。曲は良いんですけどね。

ロカビリーやブルース、初期R&Rの影響を、ここまでスタイリッシュに体現するというのは、ある意味それらを対象化できてたんだと思います。やっぱりちょっと違いますもんね。本物とは。基本的には渋くて良いアルバムなんですが、'wicked game'のように時々過剰な何かが出ていたのが3枚目までで、後は渋さや過剰さもほどほどに、ある意味聞きやすくなった気がします。

3枚目のアルバムに入っている'blue spanish sky'の濃い気怠さも忘れがたいものがありました。でも2枚目から入るのがいいですかね。ぜひ聴いてみてください。