今日のW杯より昨日のキリンジ
ひゃー日本負けちゃいましたね。暑くてハイプレスできないよ、どうする?ってとこをせっかく先制したのに、試合を自分達のモノにすることができませんでした。
まだ経験値が足りないんですね。ゲームの入りでショートパスをミスってたのがまた、自分達のペースにできなかった原因でもあるんじゃないでしょうか。しかし、1点を追う場面での攻撃の工夫のなさといったら…。なぜサイドを使わないんでしょう。
ま、観てるだけの人は勝手なこと言えますからね。采配がどうの言われてますが、現場でしか分からないこともあるし、まだ1敗です。きっと次のギリシャ戦に向けて修正するでしょう。5バックのオランダにスペインが大敗をしたのを受けて、ポゼッションサッカーの行く末が案じられたりしてますが、日本もスペインも巻き返しを期待してます。
この男1人に…。くそう。象さんがかわいいぞ!
で、負けちゃったことだしワールドカップの話はこんくらいにして、昨日キリンジのライブに行ってきたんですよ。昨年メインボーカルを張る弟が抜けてしまい、兄弟2人のユニットから6人編成のバンドスタイルに生まれ変わったんですが、それから初めて観るライブです。場所は東京ビルボードで、2部制なので時間は短めでしたが、新生キリンジを堪能できました。そのレポを。
左から千ヶ崎学(b)/楠均(d,v)/コトリンゴ(k,v)/堀込高樹(v,g)/弓木英梨乃(g,v)/田村玄一(ps)
人数多いし服装がバラバラなんで、バンドというよりは楽団っぽい感じでした。1曲目「黄金の舟」(良い曲だ)をドラムの楠均が歌ったんですが、曲により兄のほかにコトリンゴと弓木英梨乃の4人でボーカルを回します。へええと思ってたら2曲目「ありったけ」はいつもライブでハラハラさせられていた兄のボーカルだったんですが…。
良くなってましたよ!前は良い声で歌おうとして失敗してた感じでしたが、素直に声を出して安定していたように思います。良かった…。バンドのサウンドは、この日のセットリストのせいかもしれませんが、カントリーっぽさがなくなり、田村玄一のペダルスティールが結構派手な音を出してました。しみじみと毎回聞き惚れてたんでちょっと残念。あとベースの千ヶ崎学は何曲かシンセベース弾いてたりと、新しい音を出してやろうという意気込みを感じました。
男3人は前からのサポートメンバーだし、楽器も凄く上手いんですけど、コトリンゴのキーボードはそれと比べるとちょっと普通ですかね。で、ギターとバイオリンの弓木英梨乃。この日一番輝いてました。
推しメンです。
ギターのカッティング聴いてて、「お、何か上手いな」と思ったんですが、「お針子の唄」を歌うの聴いたら鳥肌立ちました。凄く上手いというのではないですが、センスあります。この人凄い。もう弟の代わりでいいじゃないかと思いました。ギターも上手いし。
と思うのは私だけなんですかね。彼女のボーカルはこの1曲だけ。もったいない。
「Ten」の曲をツアーでやってなかったんで期待してたんですが、残念ながら1曲だけで次のアルバムに入る新曲を何曲か演りました。「ワンタンガール」とかね、相変わらず変なのもあります。
正直、弟抜けたときに、ちょっとどうなのかなあと思ったんですが、大丈夫、これからも良い曲をやってくれそうです。
良い日だった。昨日は。
(ウーロン茶が720円もすんだぜ!(写真はブナハーブン))