人生の長いときに
秋深まり、肌寒い季節ですね。夜が長くなり、人肌恋しい季節でもあります。孤独なとき、人生はとても長いと、かのモリッシーは歌いました。長生きできそうですか?みなさん。
人生が長くない人はさておいてですね、今回は人肌恋しい曲をご紹介。
'has he got a friend for me' maria mckee 去年来てたんですね。
土曜の夜にひとりぼっちな女子が、友人のカッコいい彼氏を見て、彼、私に合った友達がいないかなと思う曲。ちょっとですね、歌詞を検索して読んでみてください。涙が止まりませんよ。
この曲はリチャード&リンダ・トンプソンがオリジナルですが、私が知ったのはこのマリア・マッキーの1枚目のソロアルバムでした。マリア・マッキーは、ローン・ジャステイス時代の名曲'wheels'の絶唱とはまた違ったかたちで、やるせない思いを歌っています。
一人でいるときの不安。波打ち際に立っていると、波が引いて行くときに、自分の足が乗っている以外のとこの砂が削られて行くような、なすすべくもなくその場に残されて行くような、そんな不安に漏れる感情。ちょうど同時期だったでしょうか、穂村弘の短歌で衝撃的なのがありまして。
サバンナの象のうんこよ聞いてくれ
だるいせつないこわいさみしい
なんでわざわざサバンナなんだよって思いますがね。彼氏彼女がいりゃいいってもんじゃないことは百も承知ですが、でもいるとサバンナの象の糞に思いを馳せたり、友人の彼氏に複雑な思いを抱くことも無くなるわけですよ。そんなには。
トッド・ラングレンの初期の名曲は、だからこんなことを歌ってます。
お前に女をみつけなきゃ。そしたら自分達にもみつけるよ。
'we gotta get you a woman' todd rungren なかなかブログに貼れるのがないな…。
良い曲ですね。こんな曲があればしばらくやってけそうです。