読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

boofoooohの日記

サッカー/音楽/本/大人になってからのフットサル

さよならミゲル先生

フットサル

オリンピックアジア予選優勝の男子サッカーの歓喜の後に、男子フットサル日本代表のW杯と、なでしこのオリンピックの出場の道が途絶え、漠然とした喪失感のようなものに覆われています。

フットサルの方は史上最強といわれていたのに対し、なでしこは予選突破を危ぶむ声があり、状況は違っていましたが、世界のトップを目指す途上で、よもやのアジアの国に勝てなかったところは一緒でした。

少し後ろに下がって見れば、アジア各国のレベルが上がり、その差がなくなっているということでしょうが、前回1位の日本に勝つ!と対策を講じてきた相手に対し、ちょっと策がなかったように見えました。

 

そして、もう1つ共通することがあって、残念ながら長きにわたりチームの成長を促した両監督、ミゲル・ロドリゴ佐々木則夫が退任します(現時点佐々木は正式発表なし)。

佐々木はチームに右肩下がりの傾向が見て取れたので、世界の頂点を極めたこともあり、そろそろ節目かな、と思わせるものがありますが、ミゲルは突然の感が否めません。AFCを連覇し、W杯でトーナメントに進み、日本代表は、まだこれから強くなると、多くの人が思っていたのではないでしょうか。

なでしこほどではないにせよ、世代交替の途中で、若干不安定な雰囲気を醸していましたが、前回W杯4位のコロンビアと直前に行った親善試合の出来が素晴らしかったため、今回のAFCではなく、その先のW杯での戦いに思いを馳せていたように思います。

 

それがいけなかったんですね。

コロンビア戦初戦は、目を見張るようなハイプレスとボール奪取で、来日2日目でコンディション不良とはいえ、世界の強国と堂々と渡り合った末の勝利。3日後の次戦はそう上手くいかないだろうと思っていたらこれも勝ってしまい、日本強い、を印象づけました。

私、初戦を観に行ったんですけど、ディフェンスで、自分がマークする相手以外にもう1人ケアしていて、奪うチャンスが来ると、すぐさま2人がかりで獲りにいっていました。

そのためには的確なポジショニングと運動量が要求されますが、それを見事にこなしていて、レベルの高さに感心しました。ミゲルは試合中からディフェンスのやり方を選手に指導。試合後、ディフェンスしてディフェンスしてディフェンスしたのが勝利への道だったと、戦術が的中したことをツイートしていました。

脚の出し方とか実際にやってみせてましたからね。「奇跡のレッスン」で見せたのとは違う熱い姿でした。そう、評判を呼んだあの番組、しつこいくらいバージョンを変えて放送していた(たびに泣かされた)あの番組も、ミゲルと、彼の率いるチームへの期待を大きくしていたと思います。

 

アジアで勝つのは当然だろ…いつの間にかそんな雰囲気が、チーム内外でできあがっていたのではないでしょうか。動きを見ると、それとは裏腹に、コンディションの調整は上手くいってなかったように見えました。

そして戦術ですが、ハイプレスは、それを受けて立つチームには有効ですが、ボールを持たせてくれるようなチームには使えません。対アジアという大会の直前に、コロンビアと対戦する意味はなんだったのか。イラン対策だったのでしょうか…。ボールを持っても決定力不足で、最後にはとうとう早い時間帯から得意のパワープレーに活路を見出だそうとして、逆にやられてしまいました。研究されてましたね。

 

しかし、これは後出しジャンケン的な見方で、1本のシュートを機に、全てが良い方向に行ったかもしれないくらいの要素だと思います。ここまで日本のレベルを押し上げたことを帳消しにするほどではないでしょう。だから、ミゲル惜しかったなと思うわけです。

実は、AFCの期間中に自宅の引越しがありまして、気が逸れていたというか、実際時間がなかったんで、あまり注目してなかったんですよ。どうせ勝つだろうと思ってたのもあって。引越し終わってからゆっくり見ようと思ってたら、ええ!?ってなって、あらー…ってなって。

引越しの間、ツイッターを覗く習慣がなくなり、あまりフットサル関連のニュースを追わなくなっていたこの頃でしたが、今朝ミゲルの退任を知りました。

お読みになって分かると思いますが、私はフットサルの監督の技量を測る術もなく、ミゲルの指導に詳しいわけでもなく、単に、その人間性と、チームの成長度だけで、この退任が残念だなといっているだけです。

W杯予選敗退という結果から見れば妥当かもしれません。私は単に彼のファンだというだけかもしれません。ですが、「奇跡のレッスン」で見せた、人の可能性を引き出す指導は、日本が必要としているものではないでしょうか。このまま日本を去られてしまうのは、やはり勿体ないと思います。実際、育成における彼の改革を評価する人は多いです。私は、彼の率いるチームが強くなる姿を見る機会が、また訪れたらなと願っています。

 

f:id:boofooooh:20160311010018j:plain

「新しいネイマールね」マネしてるうちに口癖になりました。同い年。