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boofoooohの日記

サッカー/音楽/本/大人になってからのフットサル

KIRINJIと堀込泰行を続けて観る

11/21、12/11と、並べると向かい合わせな日付に、元キリンジの方々のライブに行ってきたので、さらっとその話を。

 

11月はKIRINJIでした。待望のニューアルバムが「11」をリアレンジした「EXTRA 11」というかたちで出たため、ちょっとというか、かなり肩透かしをくった感じはしましたが、それでもライブは何の曲やるのかなとワクワクしながらギロッポンに向いました。

そしてその期待に応えるがごとく、中盤で「仔狼のバラッド」をやってくれたので、私としてはこの時点で満足してしまったんですが、多分そんな客は私1人だったでしょうね。まあ序盤に「GOLDEN HARVEST」を派手にかましてから、「自棄っぱちのオプティミスト」を続けたんで、すでに満足度がかなり上がってたのもあるんですけど。会場全体もこれには大盛り上がりでした。

この2曲は、キリンジのアルバムの中でも傑作と称えられる「DODECAGON」の冒頭を飾り、一気に聴き手を引き込む名曲で、3曲目の「柳のように揺れるネクタイの」までが1つの流れのようになっているんですが、さすがに3曲は続けませんでした。私大好きなんですけど。

「柳の〜」をライブで聴いたのは多分「DODECAGON」ツアーのときだけだったと思います。堀込泰行アコースティック・ギター1本で歌いだしたんですが、ギターのストロークがハッとする程上手くて、とてもカッコ良かったのを思い出しました。

さてKIRINJIのライブの話に戻りまして、後半もキリンジ時代の曲やEXTRAスタイルのKIRINJIの曲を高い演奏能力で聴かせ、音楽的な幅広さを感じさせながらも、バンドの意欲が十分伝わってくる熱い演奏に、スタンディングのダルさも吹き飛びました。ただ、ビルボードでアレンジを変えたりしてるのは観てるんで、新曲がそろそろ聴きたいですね。何曲かやりましたけど、うーんアルバムはいつ…。

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 natural foundationのツイッターから拝借

 

そして先日の堀込泰行in a simple way。キリンジからの付き合いの伊藤隆博と2人でのライブです。兄と比べるとちょっと目立たないなあと、仕事してんのかなあと思っていたところの地味な企画に、当初はそんな期待してませんでしたが、いやいや弾き語りはむしろ望むところではなかったかとハタと思い出し、ひょっとすると…と思いつつセンター北という夜中にあまり人のいないところに行ってきたんですが、これがですね、素晴らしかったんですよ。

セットリストは、洋楽カバーが半分くらい。キリンジと馬の骨・ソロが同じくらいずつでした。カバーはトム・ジョーンズ、クイーン、ホール&オーツドアーズイーグルスキャロル・キング…となかなか王道のオールディーズ路線。「ハートに火をつけて」やロイ・オービソンの「プリティ・ウーマン」は面白いアレンジでした。

ギターはエレキ、フォーク、ガット・ギターを取っ替え引っ替えで弾いてましたが、残念ながら音があまり良くなく、ちょっと潰れた感じで、特にガット・ギターの音がひどかったです。ギターよりは歌を聴かせるような演奏だったので、全体の出来には影響しなかったと思いますが。

キーボードの伊藤隆博が大活躍で、トロンボーンまで吹いて、バックサウンドとしては十分でした。肝心の歌は、3曲目あたりでもう良い感じで、5曲目にやった「フェイバリット」はしみじみでしたよ。ああ、この声。洋楽カバーを挟みながら持ち歌をやるんですが、それが良いアクセントになって、改めて曲の良さも伝わります。

「DODECAGON」からは「柳の〜」の次の「アメリカン・クラッカー」でした。これも良かった。キャロル・キングの'so far away'で、ちょっと声が似てるなーなどと思っていたら、続いて「風を撃て」が始まります。

ギターをジャカジャカ鳴らしながら歌うんですが、これが自分の聴きたかったものかもしれません。この曲はギター弾いてるだけで気持ちがいいくらい、コード進行がカッコいいんですよ。良い感じのグルーブに乗って、キーボードも熱く絡んで最高でした。

もちろん、馬の骨の「red light,blue light,yellow light」やソロの曲も良かった。「燃え殻」はギターではなく、キーボードでした。2人にしては凝ったアレンジの曲もありましたが、良い曲を、シンプルに歌い上げるだけでこんなに素晴らしいものになるのかと、大変感動しました。

やっぱり声は大きな武器ですね…。キリンジ時代を思い出して胸が熱くなったのも確かにありますが、力強い歌声を聴いて、安心したというか、これからが楽しみになりました。最後にやったのが「幸せの黄色いリボン」のカバーだったのは、きっと意味があったんでしょう。実に希望を持たせるライブでした。

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どちらも良いライブでした。

 

 

 dawn 'tie a yellow ribbon round the old oak tree'