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boofoooohの日記

サッカー/音楽/本/大人になってからのフットサル

野音でKIRINJIをちょっと聴く

日比谷野外音楽堂はビルが似合う。ビールも似合うがビルが似合う。仰ぎ見るビルそうさ。私にとって野音といったら緑とビルに囲まれた不思議な空間でした。

初めて体験したのがロス・ロボスのライブだったのが幸運でした。大してファンでもなかったのに、チケットもらったと誘われて、確か予備校生の分際でしたが、まだ日の落ちないうちに(だったと思うけど…)始まった彼らの演奏を、ビールを飲みながら観て聴くのは最高でした。

開放的なステージ、豊かな緑、そして視線を上にするとビルが見え、それがあたかも洒落た舞台装置のように思えました。日比谷公園自体も、学生時代に有楽町で映画を観たあと、パンを買ってボーッとするのにとても良い場所で、お気に入りの場所でした。

そして久々に、今はKIRINJIのメンバーである田村玄一の還暦記念コンサートが開かれた野音に行ってきました。

 

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開演前(念のため)

 

と、ライブの話をする前に、当日はさっき書いたんですけど、陽に灼かれながらフットサルの試合をして、断酒の効能もどこへやら、通り路でやっているのをいいことに、芝公園オクトーバーフェストに寄ってきました。

ビール高かったですねー。500mlで1,600円とか。美味かったけど。汗をボッタボッタたらしながら一杯だけ飲んで野音に向ったんですが、ジュニーニョ・パウリスタのことを書いたときに触れたとおり、私この辺で働いてたんですよ。働いていたビルの真ん前が会場でした。

芝公園も周りはビジネス街ですが緑多い場所で落着いていて、東京タワーから続く道もあって、好きな場所でした。みなと図書館にはお世話になったし。何が言いたかったというと、ビルと広い公園の組み合わせ、嫌いじゃない、ということだけなんですけどね。

 

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おっと撮り忘れるところだったぜ(残骸)

 

ちょっとノスタッルジックな気分を引き摺りながら、缶ビール片手にライブを観ると、意外に田村玄一のソロは少なく、取っ替え引っ替えバンドが出てきます。そしてそのバンドの多くはソロコーナーを設けるとか特に田村玄一を立てることもなく、スチールギターの音もいつもより控えめに、普通に演奏していきます。

楽しみにしていた久々の堀込泰行ですが、演奏自体は悪くなく、ああこの声と思いつつも、4曲だけ、うち1曲ゲストボーカルなんで、調子の上がらぬうちに終わった感じでした。でも燃え殻は良かった。

ほかのバンドも良かったですが、竹中直人が1曲だけやったりしましたが、KIRINJIが出てくると会場の雰囲気が一変します。全員白い服で怪しかったですが。
会場の期待を一身に受け、気合の入った声で「進水式」を歌い出す高樹。弟よりも声が出てるぞ、と思わせつつ、気合入り過ぎたか途中で歌詞がモゴモゴってなったのがご愛嬌。「雲呑ガール」、ゲストを挟んで「真夏のサーガ」と、なかなか良い演奏でしたがもっと聴きたかったなあ。

 

最後は出演者全員で田村玄一の好きなバンドというグレイトフル・デッドの「タッチ・オブ・グレイ」。日本のMTV世代が唯一知ってる曲じゃないでしょうか。メンバーがガイコツになって演奏するMVのやつですね。田村玄一は120歳になってもと冗談で言ってましたが、そんな彼のユーモアが感じられる選曲でした。

田村玄一のことは、キリンジのカントリー調の曲に絡まるスティールギターが大好きなんですが、キリンジ絡みでしか知らなかったんで、サンディが出てきたのは吃驚しました。

ドブロ、スティールパンと多才に楽器を操るくせに、1人目立ちすることなく、バンドの音を大事にする人柄が感じられるステージで、改めてその力量に感動しました。KIRINJIとしても、ぜひ頑張ってもらいたいです。11月のライブ、楽しみですね。