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boofoooohの日記

サッカー/音楽/本/大人になってからのフットサル

革命がどうなったかを観に行ってみる フロンターレ−サンフレッチェ観戦記

サッカー

浦和首位陥落、セレッソ降格、山形の劇的勝利と、よもやの展開となったJリーグですが、そんな派手な話題とは離れて、ひっそりと行ってきましたフロンターレのホーム最終戦。開場時間辺りが一番雨がひどくて、等々力競技場も心なしか最近の試合結果と同じような寂しさを感じました。

昨年から立ち直りを見せ、というかリーグの中でも最も面白いサッカーをやっていると評されたフロンターレですが、終盤にきて負けが込むようになり、どうも調子は今ひとつ。リーグ随一のパスサッカーに何があったんでしょうか。

ところでこの試合に先立ち、風間監督の契約延長が発表されました。就任当初は滅茶苦茶に叩かれてましたが、結果が伴うようになると評価もくるっと手のひら返し。私ももちろんくるっとなって(良ければこれ(「どうやらフロンターレは本当に立ち直ったらしい」)とかこれ(「進化したフロンターレ」)をお読みください。)、この観戦に当たって、とうとう「革命前夜」を読んでしまいました。

あのパス回しをどうやって指導したのか知りたかったんですが、風間がしきりに言っているのが、パスの出し手は「足下に出す」ということと、受け手は「マークを外す動きをする」ということでした。受け手の方が動き過ぎるとパスが出しづらいんで、動き過ぎるなと。そのために速いパスとそれを止める正確なトラップが要求されます。

これってガンバの遠藤が言ってることと一緒なんですよ。彼は走りまくるサッカー嫌いなんですね。動き回ってフリーになってボールを引き出すのではなく、足下に正確なボールを出して繋いでいくというのを理想としていて、これはフリューゲルス時代の監督だったレシャックの影響が大きいようです。まあこれらの共通項はバルサということになるんですが。ということで、今回は特に外す動きに注目しようと思っての観戦です。

 

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 メインスタンドは来年完成です。ゴール両方ともこっちで得したなあ。

この日もケンゴ不在で中盤を稲本、山本、大島、森谷が務めます。ジェシパウリーニョとともに来シーズンいない稲本は、前半は攻守の要となって、ときにはバックラインに入り、ボール奪取からの攻撃の起点となって奮闘します。

そして肝心の外す動きはというと、正直あまり感じられませんでした。前半はリズム良くボールが動いてたんですが、これはサンフレッチェがベタっぴきで、後方でブロックを作っていたこともあったと思います。前へ前へという感じで、フリーでボールをもらってどんどん繋がっていきます。

ボールを貰う直前の動きに注目したんですが、労せずしてフリーになってたんで、あまり参考になりませんでした。思うに外す動きというよりポジショニングが大事なんでしょうね。最初から外れてればわざわざ動くこともないわけですから。パススピードが速いのと、トラップが正確なのは見て取れました。

試合は森谷からの素晴らしいクロスボールを、大久保が狙い澄まして先制するも、その後サンフレッチェのやる気も工夫も感じられない攻めでスコアは動かず、1-0のまま前半終了です。

 

しかし、後半寿人と高萩が交替で入ってくると一転します。サンフレッチェは青山を中心に展開し、高萩から良いボールが前線に供給されます。バックラインを押し上げ、ほぼワンサイドゲームでしたね。そういった状況で、いかにフロンターレがボールを回すかと思ったんですが、防戦一方でそれどころじゃない様子でした。

なもんで、せっかくだからと寿人の動きに注目してたんですが、ずーっと右から左にバックラインを跨いで斜めに入る(センターバックの背中に入る)動きを繰り返してました。これも外す動きといえると思いますが、むしろこっちの方が面白かったです。

フロンターレは稲本がガス欠で前半の活躍ぶりが嘘のようになってしまい、あとからジェシを入れたりしましたが、結局CKから追い付かれます。この時危ないなと思って写メを撮ってたら案の定でした。

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粗くてすまん!

ショートコーナーから青山がクロスを上げたと思うんですが、誰も抑えに行ってません。こんだけフリーだったらそりゃあやられちゃいますよね。ちょっとアンラッキーなところもありましたが、結果としては妥当と言えると思います。

 

ということで、フロンターレの革命ぶりを確認しに行ったんですが、それは叶いませんでした。シーズンの中盤までと違って、ボールの回しやすいところでしか回ってません。外す動きとどう関係があるかはこの試合では分かりませんでしたが、噛み合ってないなというのが印象です。

それよりも守備がまずいですね。「革命前夜」でも攻めてりゃいいんだみたいな発言と、あとは風間自身が1対1に凄い自信を持ってて、ボール操るのが上手いヤツはボールを獲るのも上手いんだみたいな、個人任せのところがあるように思います。

マークしてる味方に任せるのはそれはそれで良いとして、その確実性を高める全体的な動きというのもあると思いますけど。特にこの試合のようにスタミナ切れみたいになったときは、個人任せの守備は危険じゃないでしょうか。

来シーズンは、守備でもぜひ革命を起こしてほしい。そう思った試合でした。