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boofoooohの日記

サッカー/音楽/本/大人になってからのフットサル

the brother from another planet

先日、ブログのアクセスが急に増えてて、何かと思えば、ジブリの新作が「思い出のマーニー」になったことが発表されたのが原因でした。これとタイミング良くて吃驚したんですけど、もともと宮崎駿ご推薦だったんですね。姪っ子の母親=姉に「クローディアの秘密」贈ったときに指摘されたんですが、何か傾向が似ているようです。

というわけで、そんな感性がジブリな私が、次に映画化されそうな児童文学でイチ押しなのがファージョンの「リンゴ畑のマーティン・ピピン」です。これ岩波少年文庫版は絶版なんですけど、全集で手に入るし、図書館に置いてあると思うんで読んでください。凄い面白いです。いいですね、次の次あたりのジブリはマーティン・ピピン。覚えといてください。

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とまあ、メジャーな話題に絡んでしまって我を失いかけたんですが、もともとクレイグ・デイビイスで始まったブログ、ニッチな話題が性に合ってるんです。なもんで今回ご紹介するのは、映画なんですけど、「ブラザー・フロム・アナザー・プラネット」です。

 

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この映画は80年代アメリカのインディペンデントで作られ、日本ではミニシアター系で公開されたと記憶しております。私が観たのは、懐かしのフジでやってたミッドナイト・アート・シアターですけどね。今じゃ全く話題にならないですが、ちょっと前にDVD出てまして、先日購入して、久々に見直しました。

異星人が宇宙船で逃亡中に、ニューヨークに不時着するんですが、見た目は足の指が3本で爪が長いことを除けば黒人そっくりで、そんな彼を追うのがまた白人そっくりでという設定。その彼は、触れただけでものを直す不思議な能力があって、その能力を活かして生き延びつつ、黒人のコミュニティに「ブラザー」として溶け込んでいくんですが、追っ手が迫ってきて…というストーリー。

全体的に、肩の力の抜けたコメディ調になっていて、楽しく見ることができます。まあちょっと白黒つけすぎな感もありましたが…。

 

この映画ですごく印象的なシーンがあるんですけど、地下鉄で、主人公が見知らぬ兄ちゃんに手品を見せられるんですね。トランプを使って、相手にカード引かせるんだけど(主人公は引かないんですけど)、引いたカードの数を使った物語を早口でどんどん続けていくんですよ。

 

最初見たときから忘れられなくて、今回DVD買ったのもこのシーンを見直したかったからなんですが、改めて見るとそんなでもなかった…。いや、かっこいいですよ。

 

要所で遊び心を忘れない趣味の良い小品といった映画なんですが、今回見直して思ったのは、結構パクられてんじゃないかと。考え過ぎかもしれないですけどね、モノを触っただけで直すのはジョジョのクレイジーダイヤモンドじゃないかと。あと、主人公の目玉が独立してカメラみたいになったり、遭遇した仲間達の佇まいが、なんか寄生獣を思い出したんですよね。

 

そんな中で、主人公の逃走が、地球の黒人の奴隷制度になぞらえて語られたりと、政治的なメッセージを込めているのがまた80年代なところ。ちょっと分かりやす過ぎるところもありますが、そういったとこも含めて良い映画だと思います。

 

ということで、TVじゃ当分やらないと思うんで、DVDとかで是非ご覧ください。損はしませんよ。